2019.11.20
中間領域
先日、「建築知識」という建築専門誌の取材を受け、中間領域についてお話しをさせて頂きました。取材者の方から全国の建築家の方々の中間領域に対する考え方や設計方法を聞くこともできて、とても参考になりました。広く自然が豊かな敷地と街中の狭い敷地とでは、全く異なる作り方をしなければならないこと。その為には、縁側、軒、土間、大屋根、分棟、螺旋など様々な組み合わせを考えなければならないことなど気付きがありました。
取材の最後に一枚の写真を見て頂きました。以前私が設計したフレーム効果を利用し、格子や土間との組み合わせによって、外を内に呼び込むと考えた住宅の写真です。取材者の方から、「子供の頃に手で双眼鏡をつくり遠くを眺めたことをやりましたが、あれと同じ効果ですか?」と聞かれました。そういえば私も小学生の頃によくやっていたことを思い出し懐かしく思いました。とても有意義な時間を過ごせました。