女性にとってキッチンは特別な場所です。

その為、キッチン設備には気を使います。

既製品のキッチンを（TOYO KITCHEN

LIXIL、パナソニック、クリナップ他）

使う時は、大きさとデザインがある程度

規格化されていますのでダイニングの

広さにや天井高など空間全体のバランス

にマッチしていればそれらを使います。

しかし、とても広々としたダイニングや

極端に狭いダイニング、あるいは大小に

関係なく素材感の強いダイニングには

オーダーキッチンの方がしっくり馴染む

と思っています。

オーダーキッチンを設計するにあたり

大切にしていることは空間全体の雰囲気に

一体として馴染むこと。

そして使い勝手です。

既製品のキッチンが持つ機能性と同等の

オーダーキッチンを作るには、深い知識と

沢山の経験、そしてそれを形にする技術力

が必要です。

わたしもキッチンを設計してきましたが

今後よりよい提案が出来るようになる為

岐阜県にあるオーダーキッチン専門の

藤岡木工所さんにお伺いしました。

現在設計中の住宅に入れたらどうかと考え

図面やパースを持参し、施主様の利き手

身長、お子様とどのように料理をするのか

などを考慮し打ち合わせをしました。

キッチン天板の素材、幅、厚みの寸法

シンクの深さ、大きさ、形、洗剤や

スポンジの置く位置や量

扉の寸法、素材、塗料、板目、厚み

また、開閉にとても重要な金具や蛇口など

打合せの中で沢山の学びや気づきもあり

充実した時間を過ごせ楽しかったです。

今回訪問して特に感銘を受けたのは

木部分に塗る表面塗料へのこだわりと

シンク下の三段収納です。

真ん中にフライパン専用収納があり

無駄なスペースを無くす細かい寸法と

気遣いがすばらしかったです。