2013.12.23
柿傳
ホテルオークラ東京の本館ロビーは
今から約50年前谷口吉郎氏の設計によって
つくられました。
大きな吹き抜けの空間からは
幾何学的な照明器具がぶら下がり
窓には障子と家紋のような格子。
それらを通して入ってくる柔らかい光が
ロビー全体をやさしく包み込んでいました。
そして、中庭から入る低い反射光は
緑と共に空間に上質さをもたらしていました。
ロビーを後にしランチは谷口吉郎氏が
設計した京懐石のお店(柿傳)へ。
このお店は「新宿に大人の道草を」ノーベル賞作家
川端康成氏の言葉がきっかけで開業されたそうです。
窓の障子の美しさ、間接照明による光がどれも素敵でした。
月日が流れても変わらない
普遍な美しさを感じとても感動しました。
柿傳