2013.12.28
ヨハネス・フェルメール
わたしはヨハネス・フェルメールの
絵がとても好きです。
その好きなフェルメールが、
現在富山市民プラザで観られるということで
早速行ってきました。
特に「手紙を読む青衣の女」が好きです。
この絵の美しい窓辺に魅了されてしまいます。
窓辺に劇的な光が差し込むのではなく、
天井や壁に拡散した光は、
淡い霞のようで輪郭を持たず
身体で感じる感覚的な豊かさがあり
とても幻想的です。
そして、その光とともにできる
暗がりは空間に静けさを与えてくれます。
わたしはいつも”詩的な窓辺”を
つくりたいと思っています。
窓から見える情景や光が
心を動かし沢山の気付きがある
そんな窓辺です。
美しい光を目指すことは
美しい窓辺をつくることです。
美しい建築とは、
美しい窓辺によって
成り立っていると思います。
設計をしていて
迷いが生じた時は
”詩的”かどうかということが
わたしにとって大切な道標
となってくれます。
よかったら皆様もお出掛け下さい。
「フェルメール光の王国展」
http://www.siminplaza.co.jp/?tid=101328