世界的な動物写真家の岩合光昭さんと霊気を彫り出す彫刻家大森暁生さん、今世紀を代表する二人展が氷見市芸術文化会館で初開催ということで訪れてきました。岩合さんの今回の展示作品は絶滅の危機に瀕しながらも、たくましく生きる動物の姿をとらえたものでした。そして、写真と合わせて様々な人類へのメッセージが添えられていました。

私がいつの日か行きたいと思っているアフリカ屈指の野生の楽園・ボツワナで撮影された写真が数多く展示されていました。野生動物だからこそ感じられる生命の本質、生命の神聖さ、それらによってそこに本質的な美しさに出会い、私の心にとても深く共鳴しました。
帰り際に、あるメッセージに惹かれ一冊の写真集を買いました。そこにはこう書いてあります。
「すべてはどこかでつながっている。」と。
この言葉は岩合さんの野生動物、生命への深い愛、眼差しが表現されています。短い言葉の中で宇宙の真理を語っているかのように感じました。